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脳を鍛える故事ことわざ辞典
2006年5月 1日 発売

故事・ことわざ・慣用句を 3300 語収録。類句・反対句、出典・用例の紹介もある詳しい解説でさらに興味がわいてくる。脳をさらに鍛える小テスト付き。

 

*とても印象的で、わかりやすく、風刺がきいたことわざには、一度聞いたら忘れられない口調のよさや、いつの時代になっても「なるほど」とうなずい てしまうような魅力があります。これは、もともとは「言葉のわざ」、つまりことばの技術全般をさすもので、古くから言い習わされている教訓や寓意、つまり 昔の人の経験と知恵の粋がこれらのことばの中には詰まっています。

 

*一方、故事というのは昔から伝えられてきた教訓話や、物や言葉に関するいわれのこと。この本では、ことわざを中心に、よく人々の口に上る故事や、 慣用句をおりまぜて構成してあります。日本にしっかり根をおろしているものであれば、日本由来のもののほか、中国からきたもの、西欧からきたものや、詩歌 や俳句、俗言から出たものも取り上げています。

 

*たっぷり 3300 語を収録していますが、解説はけして割愛せずに、そのことばの民族的・伝統的な良さがわかるように心がけてあります。五十音順でふりがなも多く読みやすい構成。〔出典〕〔類句〕〔反対句〕の情報で、さらに教養が深まります。

 

*各章の最後には〔脳をさらに鍛える小テスト〕が設けられていて、さまざまな故事・ことわざの穴埋め問題にチャレンジできます。

 

*そして、面白いのは〔こんなとき声に出して言いたいことわざ〕のページ。巻末にさくいん形式で設けてありますが、「自分を元気づけるとき」「言い 訳をするとき」「恋愛で悩んでいるとき」など、 13 の状況別にことわざが分類してあり、そのときどきに必要なことば、参考になることばをここから見つけ出すことができます。

 

長い時代を生き抜いてきた、人々の知恵の結晶、ことわざ。この財産を後生に永く伝えるためにも、あなたの知性を刺激するこの一冊をいちど開いてみてはいかがですか。


534頁 | 田島諸介 /定価:1,500円(税抜)