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天平びとの声をきく 地下の正倉院展・平城宮木簡のすべて
2010年9月25日 発売

古代人からの「ナマ」のメッセージ・木簡をカラー写真付きでわかりやすく説明。収録点数は約190点に及ぶ。

世界遺産・平城宮。その継続的な発掘調査は今年で50周年を迎えます。その、平城宮の発掘調査による大きな成果の一つとして、木簡の発見があります。木簡は、文字が書かれた木片のことで、言葉を持つ遺物です。木簡の出土によって、無言の遺跡が、遺物が、言葉を持って語り始めたのです。


木簡は、古代に土の中に埋もれてパックされて、現代の私たちにそのまま直接届けられた、古代人からの手紙ということができます。そこには、正式な記録には記されない日常的な仕事ぶりや、生活の様子が記されています。木簡から知ることが出来るのは、都の様子だけではありません。全国の物産の様子や、人々の移動を窺い知ることができる情報も含まれています。


木簡を読むことは、いにしえの天平びとの声を聞き、その息吹を感じることなのです。ぜひ本書を通じて、古代の人と間近に向かい合って頂きたいと思います。

【目次】
Ⅰ 天平びととの五〇年
Ⅱ 天平びとの声を掘る
Ⅲ 天平びとの声を読む
Ⅳ 天平びとの声を探る
Ⅴ まだ見ぬ天平びとと

A4判 | 96頁 | 独立行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所・編/発行 /定価:762円(税抜)